『ビフォア・ミッドナイト』を見た

・ヒューマントラストシネマ有楽町にて映画『ビフォア・ミッドナイト』を鑑賞。

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またもや素直に「面白い」とは言い難いが興味深い内容。もう一度見たいです。

第1作『恋人までの距離』(1995年)、第2作『ビフォア・サンセット』(2004年)に続く、ほぼ主人公である男女2人の会話で進行する劇映画の9年ぶり第3弾。

日本以外の先進国ではすでに昨年のうちに公開されていて、通の中では「2013年のベストフィルム」との呼び声も高い、らしい。

第1作では2人が出会い、第2作では9年ぶりに再会、そして今回は第2作の後に2人が結婚し2児の親になり9年間の夫婦生活あった上で、旅行先であるギリシャの1日を描いている。

第1作、第2作があくまでも「ひとときのロマンス」を描いた作品であったのに対し、今回は9年間ともにした夫婦の愛と生活が主題。

だからこれまでのような甘いロマンチシズムは減退しているものの、最初から最後まで夫婦の「生活」の幸福と労苦が会話のベースにあり、「あの頃のような気持ちではいられない」切なさと、それでも今の生活と未来のことを大切にしていきたいという誠実さにあふれたセンチメンタリズムがあった。

今までで一番エモーショナルだ。自分自身の経験と重なる部分で、笑えるし、泣けるし、救いみたいなものも感じた。きっと良い映画なんだと思う。


映画『ビフォア・ミッドナイト』予告編 - YouTube

このシリーズの肝である2人の掛け合い(今回は痴話喧嘩多し)はもう恐ろしいほどナチュラルでとてもお芝居をしているとは思えないわけなんですが、うーん、こういう演技スタイルの映画(デヴィッド・O・ラッセル監督の諸作とか)を見る度に、ネイティブだったらもっと楽しめるんだろうなあなどと残念に思います。

 

次回作、は、あるのかな、なんか最終章だって触れ込みみたいだけど、あのラストシーンだったらまた9年後、余裕で続編作れそう。それこそ80歳になるまで続けてほしいシリーズではある。

 

・代官山蔦屋書店で前野健太のインストアイベントを見た。

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 前野健太曰く、代官山蔦屋は日本人が作れるお洒落の終着駅だ、と。

彼がそんな場所でイベントすると聞いて普通に「へー似合わない」って思ったんだけど、見てみたらそんなこともなくて、なんでかな、シャツがオシャレだったからかな、無力無善寺だろうと代官山蔦屋だろうとバッチリだなマエケンは。

 

・GALETTeというアイドルグループの新曲「じゃじゃ馬と呼ばないで」がすこぶる良い曲。


[MV]じゃじゃ馬と呼ばないで / GALETTe [公式] - YouTube

九州のアイドルユニットによる2ndシングル曲。

デビューシングルのカップリング曲が楽曲派アイドルヲタの中でやたら話題になってた子たちなんだけど今回の曲、ちょっとマジックがかかってる。ドキドキする。

じゃじゃ馬と呼ばないで/Candy Pop [Type-C]

じゃじゃ馬と呼ばないで/Candy Pop [Type-C]