猿の惑星: 聖戦記

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久しぶりに晴れたのでカレー作ってバルコニーで食べた。せっかく広いルーフバルコニーの部屋に引っ越したのに、雨ばっかりで嫌になっちゃう。


今まで眉毛は左右の間の部分(放っておくと繋がるまだではいかないにしろちょっと生えてくる)しか剃ってなかったけど、初めて全体的な輪郭などをキレイに揃えてみた。ちゃんと眉用シェーバーを買って。生まれて初めてである。こういう自意識が学生の頃に芽生えていたならばもっと違う人生を歩んでいたかもしれない。

 

3月にリリースされた吉澤嘉代子のアルバム『屋根裏獣』を今更ながら聴いているんですよ、彼女は好きな曲は何曲かあってもアルバム単位ではあまり楽しめなかったけど、今回のは良かった。1曲1曲タイプが違って粒立ってるし、トータルでまとまりもある。彼女は矢野顕子系ではなく戸川純系なのかも。

 

ららぽーと豊洲東京女子流のリリースイベントを見た後、レイトショーで『猿の惑星: 聖戦記』を見た。先週にエイリアンを見て今週は猿の惑星というのは、なんなのだろうか、今は本当に21世紀なのだろうか。ブレードランナーの続編も公開されるし、もしかして最近はレトロなSF映画が盛り上がってる感じなのだろうか。少なくとも日本ではエイリアンも猿の惑星ブレードランナーもヒットするとは思えないんだけども。この『猿の惑星: 聖戦記』もヒットしてるんだかしてないんだかよくわかんないというかあまり評判らしい評判を聞かない(明らかに前作より話題になってない)ので、見る前は心配だったんですけど、これがなかなか、なかなかというか結構面白かったというか、今までの猿の惑星シリーズ(ティム・バートン版含む)の中でも一番素直に楽しめた気がします。前作にも増してお話が渋くブルージーだし、スター俳優がキャスティングされているわけでもないのでひたすら地味な印象になってしまっているけど見応えは十分でした。民族紛争の話だし移民難民の話だし現実問題にもちゃんと目配せがあり、それでいて安易な答えを出していないのところに好感が持てます。「聖戦記」というタイトルから派手な戦争映画を想像していたので多少の肩透かし感はあったのですが、ロードムービー+脱獄映画な構成がとても良かった。とにかく自然の風景が息を飲むほど美しく、その中で躍動する猿のCGがほとんど違和感を感じないのがマジ感動、マジ卍。超美麗作画アニメとしては一つの到達点なんじゃないかと。マジ卍って使い方これで合ってるのかな。『続・猿の惑星』に出てきたミュータント人類はやっぱり本作にも出てこなかったのですが(最大のネタバレ)、もしかして終盤に出てきた白装束の兵士たちが後の…みたいな感じなのかな? かな? かな?