劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』を見た

シネ・リーブル池袋にて劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』を鑑賞。

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何やら結構な集客らしいアイマスの映画。

アイマスに特別な思い入れがあるわけではないんですけどね。原作ゲームもやっていなければアニメのTVシリーズもほとんど見ていません。ササキの知るアイマスと言えば、初期のニコニコ動画で盛り上がってたオリジナルPVの動画。ゲームのライブシーンを切って貼って編集して投稿してたやつ。すげえなあ、面白えなあって思いながら見てた記憶があります。あれ何年前の話だ、5年くらい前? もっと前な気がするなあ。

そんなこんなで今回の映画、見ててまず驚いたのが

  • 始まってもうすでにみんな超人気アイドル。(かなりの人気)
  • リッチャンがほぼアイドル引退してる。(裏方でもカワイイデスヨ)
  • とかちが育ってる。(特におっぱい)

アイドルマスター2』の設定がベースで時間軸的にはTVシリーズの後の話なのかな、おそらくお話的にもTVシリーズの延長線上な感じなんでしょう、劇場版だからって特別派手なストーリーというわけではなく、初じめてアリーナクラスの会場でライブをすることになった765プロアイドルたちの本番までの日々が今回の話。

ドラマの中心になるのはバックダンサーをすることになった彼女たちの後輩(スクール生)とそれをまとめようとする天海春香先輩で、プロのアイドルを目指し頑張っている後輩たちとの交流を、まあたっぷりと時間を割いて時に丁寧すぎるほど丁寧に描いておりました。

他の765プロの子たちはもうすでにアイドルとしてもキャラ的にも出来上がっちゃってるからなのか特にこれといったドラマがあるわけではなく、それが、ちょっと今回、ファンの皆さんはどう思っているのでしょうか、特にファンというわけではないササキからすると少々物足りないなという気持ちが結構あるのですが、単純にもうちょっと個々人の見せ場がほしかったというか具体的に言うとやよいちゃんあずささん貴音さんまことの出番がなさすぎじゃないですかねこれ!? みなさんこれでいいんですか!? あずささん「あらあら~」しか言ってなかったじゃないですか! 雪歩だって一応一回だけスコップ持てたから良かったもののそれ以外なんにもなかったし後半完全に空気! せめてワンシーンくらいは全員が持ちネタ披露するくらいのサービスあったっていいんじゃないですかって思うんですけどねすみませんナマ言って。

っていうのはね、いや、僕はやっぱりちょっと映画ならではのドラマティックなストーリーを期待してたところがありまして、や、わかるんですよ、たぶんこの牧歌的でゆったりした雰囲気こそがアイマス、少なくともTVシリーズを好んでいたファンの方たちにとってはこれこそアイマスといった感じなのだと思うんです。部外者の余計な希望なんてクソっ食らえですよ! 僕が不満など口にするのはお門違いだと思います、が、いやー、でもやっぱり「これが、こうなって、うぉぉぉ!」みたいな盛り上がりがほしかったなといいますか、単純に「アイドルたちひとりひとりの思いがライブ本番で奇跡を生む」みたいなベッタベタなカタルシスがあれば言うことなかったと思うんですよ。

 12人のアイドル(とスクール生たち)のそれぞれの事情、思いがあって、ほんのワンシーンでも一人一人のエピソードが語られた上でクライマックスのライブシーンでみんなの心が一つになれば、特に成長ドラマ的なオチをつけなくても成立するわけじゃないですか? 僕ね、少なくともあの、登場人物の心の問題をポジティブな説教と悟りだけで強引にまとめちゃおうとする落とし方、どうかと思いますよ! 僕には春香さんが最終的にどういう感じの理屈でカナちゃんの弱気なソウルを救ったのかちょっとよくわかりませんでした! そんなことよりもっとみんなライブに対する思い入れを表に出してよ! これじゃせっかくもったいぶって「おれ…今回のライブが成功したら、ハリウッドに修行にいくんだ…」って告白したプロデューサーさんが浮かばれないよ! ドラマ的に全然いらなかったじゃねえかその件! 俺らの分身たるプロデューサーさんが完全にただの添え物だよ!

いえ、すみません、わかってるんです、別に派手な奇跡なんて起こらなくていいんです。そんなものがあったところで世界観ぶちこわしです。わかってるんですよ皆さん。それぞれの事情や思いだってTVシリーズの方でさんざん語られたのでしょう、映画で今更やるものではないのかもしれません。ただなあ、やっぱりもうちょっと一人一人の見せ場がほしかったな…やよいちゃんの天真爛漫さで誰かの心を動かしてほしかったし、まことの男気で誰かを救ってほしかった。千早ちゃんは単身渡米することの不安を抱えるとかでも良かったし、あずささんには大人の包容力で包んでほしかったの…なんでも良いから、それぞれが築き上げた役割や関係性の中にドラマを見出したかった。それが見せ場になるのに。

 

スクール生のドラマを中心に持ってきたのは良いと思うのだけど。でも、ラストのライブシーンで、彼女たちが苦労して覚えていた難しいダンス、あれを披露してくれてもよかったのになあ。それも見せてくれないんだもんなあ。

 

モーニング娘。’14の新曲を買いました。

 トリプルA面シングルというトリッキーな販売形態なわけですが3曲とも表題曲だと言いはるだけあってどれも大変におかしい。みんなにカラオケで歌ってもらおうなんて意図が微塵もない感じられない、つんく♂が仕掛け続ける歌謡曲への挑戦状。

 


モーニング娘。'14 『笑顔の君は太陽さ』(Morning Musume。'14[You bright ...

レゲトンのリズムと深いフィルターがかかったブリブリベースをトッピングした説教フォークソング

 


モーニング娘。'14 『君の代わりは居やしない』(Morning Musume。'14[No One Can ...

意味不明なニッポンコールと深いフィルターがかかったブリブリベースをトッピングした説教応援ソング。

 


モーニング娘。'14 『What is LOVE?』 (MV) - YouTube

シャッフルのリズムに深いフィルターがかかったブリブリベースをトッピングした高速説教エレクトロブギ。