『トゥモロー・ワールド』を見た

・新橋文化劇場に初めて入った。

電車の音がうるさい(何なら映画の音声よりも大きかったりする)し、寒い(コート着て鑑賞した)し、トイレの入り口がスクリーンの両脇にあるすごい劇場! 行ってよかった。

 

・その新橋文化劇場で『トゥモロー・ワールド』という映画を見ました。

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現在大ヒット上映中である『ゼロ・グラヴィティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が2006年に製作・公開をした近未来ディストピアSFもの。

このディズニーランドのエリア名みたいな頭の悪い邦題(原題は『Children of Man』)はどうかと思っていたけど、見てみればそれもまあ適当だとも言えるまさに未来世界のドキュメンタリー映像だった。凄まじい。

長回しでぐいぐい動くカメラワークが多いのが特徴で、難民問題やテロリズム、内戦で混沌とする空想の2027年の世界そのものを立体的に映し出している。

いやーもうね、話の途中から完全に逃走劇サスペンスになってくわけなんですけど、息つく暇もないからストレスばかりが募る募る。

俺こういう手に汗握る系の、緊張が続く系のやつすげえ苦手だからもう二度と見たくないんですけどね、それでも最後らへんの、あの何十分も1カットで通したクライマックスの長回し! あれの映像的快楽には勝てませんよ、あそこだけもう一回、もう一回とは言わず何度も見たい、大変なカットだった。いやーすごかった。

『ゼロ・グラヴィティ』は未見なのですが、あっちもこんな感じの超絶緊張感映像満載なのでしょうか。うわー見たくねー。見てー。


トゥモロー・ワールド 日本語予告 - YouTube

 

・続けて、懐かしの映画『コンタクト』を鑑賞。

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ササキが高校生の時にそれなりに話題になった映画です。

ロバート・ゼメキス監督、ジョディー・フォスター主演の未知との遭遇SF。

『ゼロ・グラヴィティ』の公開に合わせてこの2本立てが企画された感じでしょうか。

もっとお固いSFの映画だった記憶があるんだけどなあ、そうでもなくて、さすがゼメキスらしいアットホームな、アットホームなって言い方は変だけど取っつきやすい作劇、演出で2時間半だれずに見れちゃう憎いあんちくしょう。

しかし『2001年宇宙の旅』とおんなじようなお話なんですけどね、キューブリックが撮ればあんだけ難解なものになって、ゼメキスが撮ればこんだけフレンドリーな映画になるっていう対比が面白いですね。

 

最近やたら人気者なマシュー・マコノヒー、これに出てなのね、知らなかった。まだ若かったからか、ナルシシズム控えめな普通のハンサムなあんちゃんの役だったけど。

 

・その後、新橋でつけ麺食った。京鰹節つけ麺 愛宕

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つけ愛宕こってりのトッピングがセットのやつ。

人気のお店なのだけど、この手の濃厚魚介とんこつも少々食い飽きたなあ。

麺がね、これなにが練りこまれてるんだろう、かつお節なのかな、美味しかったです。